素直な心とは

よく勉強でもビジネスでも素直な人が成長が早いと言います。

ではなぜ素直な人が成長が早いのでしょうか。また、素直な人とは一体どんな人のことを言うのでしょうか。

この記事では素直な心の定義を考え、その素直さを人生にどう活かせばより成長するのかについて考えていこうと思います。

記事の内容 もくじ

素直な心の定義

素直な心とは一言で言うならば

私心なく、物事をあるがままに見ようとする心

と言えるでしょう。

素直な心については松下幸之助さんが生涯をかけて追求し、数々の著書を出しています。その中のひとつ「素直な心になるために」で彼は素直な心について上記のように書いています。

人は何かを見たり、聞いたりするとき【自分】というフィルターを通して物事を考えています。

一旦、自分というフィルターを通って入ってきた情報には必ず自分が入っています。例え伝言ゲームのように話の内容を単に伝えるだけでも、伝えるときに【自分】の感情が入った状態で伝えています。

ある人が道路を歩いているときに転んでお金をばら撒いたところを見たとします。

このとき事実としてあるのは「ある人が道路で転んでお金をばら撒いた」だけです。

しかし大体の人は

・どんくさい人や

・かわいそう

・お金、どれくらいばら撒いたんやろ

など色んな感情を抱きながらその転んだという事実を見ています。

素直な人は事実だけを見たまま受け入れます。

でもそれが簡単そうに見えて難しいことなんです。

自分の感情や思い、考えを横に置いておいて事実をそのまま受け止めるのは時には自分にとって都合が悪かったり、評価が下がる気がしたりします。

そういう時、人は自分を守ろうとします。

自分を守ろうと言い訳したり、事実を受け入れまいとしたりします。

その心が私心なんです。素直に事実が見れなくなってしまっているのです。

つまり素直な心とは

私心なく物事をあるがままに見ようとする心

と定義することが出来ます。

 

 

 

素直な心が成長を早める意味

では、なぜ素直な心が成長を早めるのでしょうか。それは物事をそのまま受け入れることで問題の本質を捉えることが出来、その問題解決がスムーズに進むからです。

例えば仕事で自分の嫌いな人から注意をされたとします。

注意した人の言っていることは理解出来ます。しかしそこで「嫌いな人から注意された」という私心がありなかなか注意された内容を実行出来なかったりします。それが素直な心を持っていると「注意された内容のみ」を捉えることが出来、自分の間違った行動をすぐに修正することが出来ます。

つまり、誰から、いつ、何を言われても、その言われた内容のみを捉えてすぐに修正をする。もしくは取り入れる。

素直な心を持っているとそれが出来るので成長が早くなります。

素直な心を人生に活かすためには

では素直な心を手に入れ、ライフワークに活かしていくにはどうすればよいのでしょうか。

この記事の前半で出てきた松下幸之助さんは以下のようなことを著書で述べています。

  • 自分のことを客観視する
  • 自分のしたことを振り返り反省する
  • 常に素直な心について思考する


  • 私は個人的に上記3点にもう1点付け加えたいと思います。

  • 信頼出来る人を作る(感情に関係なく)


  • これは例えば「ある人の事は感情的に嫌いでも、仕事に関しては信頼出来る」という思考を持つことによって感情に関係なく仕事のアドバイスを受け入れられるようにする考え方です。

    人は信頼している人からのアドバイスや指摘は受け入れることが出来ます。信頼を細分化して、感情と切り離して、物事の本質を受け入れやすくしていくということです。

    生活をしていると感情的に好きになれない人は絶対に出てきます。しかしそういう人でも自分にとって有益な指摘をしてくれることがあります。それを上手く取り入れられるようにしていけば、ビジネスでも学校生活でも自分を早く成長させることが出来るようになるはずです。

    まとめ

    では最後にまとめて見ると

    素直な心を人生に取り入れ成長を早めるには

    私心なく物事の本質を見れるよう、常に自分を客観化し、自分の行動を振り返り反省し、素直な心でとは何かと意識し、信頼を細分化して感情と切り離して人からの助言を取り入れられるようにする。

    これが素直な心を手に入れ、人生における成長を早める秘訣だと私は考えています。

    どうもありがとうございました。

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